イプシロンロケットの模型を使って構造を説明する並木社長(宮崎浩治撮影)
富岡市に主要拠点を置く宇宙関連機器メーカー、IHIエアロスペース(東京都江東区)の並木文春社長(61)が25日、前橋市の上毛新聞社を訪れ、清水直樹取締役営業本部長と懇談した。
8日に開かれた宇宙産業に関わる人材の発掘、育成を目指す「ぐんまスペースアワード(GSA)2023」(上毛新聞社主催)で、同社は協賛企業としてロケット模型やパネルの展示などを手がけた。並木社長は「優秀な人材を獲得するためにも、若い人たちに少しでも航空宇宙に関心を持ってもらえたら」と期待を込めた。
9月2日に同社富岡事業所構内で4年ぶりに開く「第23回富岡ロケット祭り」についても紹介。目玉の「ペットボトルロケット教室」や演奏会、大声コンテストなどを企画するという。並木社長は「地域に住む皆さんのほか、従業員の家族にもぜひ足を運んでいただいて、事業所の雰囲気を味わってもらいたい」と話した。
(大楽和範)