《横山教授に聞く 科学のふしぎ》天体の通り道から予測

-しつもん-
ふたご座流星群が12月14日夜にピークになりました。流星群のピークがなぜ分かるのですか?

 流星群とは、流れ星がある方向から短い間に集中して飛んでくることをいいます。地球は太陽のまわりを1年かけて、およそ9億キロの道のりを1周しますが、そのときほこりや氷でできた小さな「ちり」が地球の空気とぶつかると、光って流れ星として見えるのです。
 太陽系にはまた、彗星(ほうき星)がたくさんあり、その一部はやはり太陽のまわりを長い時間をかけてまわっています。彗星が通ったあとには流れ星のもとになるちりがたくさん残されます。
 ふたご座流星群は、フェートンという彗星によく似た天体の通り道を地球が通るときに起こります。そこにはやはりたくさんのちりが残されているので、そこを通るときが流星群のピークになります。地球がいつどこを通るかは完全に分かっていますし、フェートンの通り道も分かっているので、いつ流星群が見られるかを予測することができます。
 また、夜の地球から見るとそのずっと向こうにふたご座があるので、ふたご座流星群と呼ばれるのです。

東京大学国際高等研究所
カブリ数物連携宇宙研究機構長
横山順一教授

掲載日
2018/12/30

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