
高崎工業高機械科3年生7人でつくるチーム「高工Aero" "(エアロスペース)」が7、8の両日、福島県南相馬市で開かれる「宇宙甲子園ロケット部門全国大会」(一般社団法人宇宙甲子園実行委員会主催)に向けて準備を加速させている。メンバーは「まずは確実に打ち上げたい」「安全に飛ばせることが第一」などとそれぞれ目標を掲げている。
全国大会は中学・高校生世代を対象にモデルロケットの製作技術と打ち上げ技術の日本一を決める大会。生卵を積み荷に見立てたF型エンジン搭載モデルロケットをつくり、規定高度・規定滞空時間を競い合う。
今回は全国の地方大会やオンライン予選会に参加した44校83チームの中から選ばれた10チームが出場。高崎工のチームは、昨年11月に行われた「ぐんまスペースアワード(GSA)2025」(上毛新聞社主催)の「ぐんまロケットチャレンジ」で優勝し、全国大会の出場権を獲得した。
同チームはGSA出場に当たり、機械科ならではの精度と工夫で、完成度の高い機体を目指した。役割分担を明確にし、主設計を萩本颯太郎さん、3Dプリンター設計を金沢輝空さんが中心となって担当。島田航さん、後閑寛太さん、小島壮志さんが機体制作を担い、中村翔真さんはパラシュートを受け持った。
就職活動などで多忙ながら、リーダーの佐藤陽太さんを中心にチーム一丸となって取り組んだ結果、大会当日は強風で多くのチームが規定を外れる難条件だったが、安定した結果を残した。
全国大会では、GSAと比べ、エンジン出力が約16倍となり、ロケットのさらなる強度が求められる。メンバーは何度も総合設計を見直しながら、大会で使うロケットの制作に取り組んでいる。
指導する同校機械科の津金沢阿都佐教諭は「奥深いもの作りの世界。機械科で学んだことを表現し、形にしたことが県優勝につながった。今まで身に付けてきたことを生かして、全国大会でも見事に打ち上げてほしい」とエールを送った。
(丸山朱理)
掲載日
2026/02/03
