-しつもん-
月にはどうして表と裏があるの?


月は満ち欠けはするものの、いつも同じ面を地球に向けています。地球から見える側、つまりウサギがもちつきをしているように見える側を表と呼びます。地球は1日に一回転(これを自転といいます)し、1年ほどかけて太陽のまわりを1周します。同じように月も回転しながら地球のまわりをまわっていますが、1周するのにどちらもちょうど同じ時間(27・3日ほどです)かかるので、図のようにいつも同じ側が地球に向いているのです。
これを地球と太陽の運動とくらべるとふしぎな気がしますが、月は地球の近くにあり、表側が裏側より少し重いため、表側がより強く地球に引っ張られるので、いつも同じ側が地球を向くのです。おきあがりこぼうしを少しゆらせてもすぐにまっすぐ立ち、底が地面につくのと同じように考えることができます。つまり、月の自転運動も地球によって完全に支配されているのです。
東京大学国際高等研究所
カブリ数物連携宇宙研究機構長
横山順一教授
掲載日
2019/03/10